ワークライフバランスを確保するための間取りを提案する中で、家族の空間と仕事環境が出来る限り切り離されることが無いよう、
仕事効率を考慮のうえ、生活空間と出来る限り隣接させるように配置計画をしました。
ご主人様のご要望から、仕事から帰宅後に土足のまま書斎にアクセスできることを重視し、玄関土間収納の奥に書斎を配置。
更に、玄関収納と洗面台を繋げて作ることで書斎に配置した室内窓を介して家族の気配を感じられるデザインを取り入れました。
夜はリビングから寝室までの通路にある室内窓から漏れる灯が、ご主人様の気配も感じることが出来るようになっております。
リビングの小上り畳にワークカウンターを配置し、お子様の勉強やご主人様の仕事スペースとしても活躍しております。
ダイニングキッチンでは、奥様が家事姿も感じることが出来るように演出しました。
デザイン面では、造作で製作した玄関収納兼、洗面台とキッチン収納へ統一された仕上げ材を使用し、
家全体の空間の調和と連続性を作り出しています。
お客様から伺った感想では、子供たちも含め家族全体がゆったりと暮らすことが出来るようになり、
家族のコミュニケーションも増えたとの事でした。
これからも家族の繋がりを感じながら共に過ごす場所として、
家族の絆を深めてくれるリノベーションになったのではないでしょうか。
BEFORE
奥様の実家と同じマンションの2LDKに10年間暮らしてきましたが、
4人家族になり、狭さを感じるようになりました。
また、ご主人様が自営業で多忙な日々を過ごしながらも、
ご家族との時間を特に大事にされて居ました。
家族と仕事の両方のバランスを確保する為に新居を検討されていました。
そんな中、奥様のご実家もリフォームするという話も同時に発生したことで、
お互いの生活環境の改善と家族との調和を取りながら、
仕事と家庭をバランスよく過ごすためにも、
奥様のご実家である4LDKの部屋と交換しリノベーションをすることがベストな判断となり、
家族と仕事のワークライフバランスが取れるような家をリノベーションで作るためのお打ち合わせをさせていただく事となりました。