生活スタイルや考え方の違いを打合せで教えていただきながら、プランに反映させていきました。
出来るだけ自由に動きまわれるように、キッチンの間仕切りを取り払いアイランドに配置。通路幅を広めにとって窓際にカウンター収納を追加。家電を置き、コーヒーやアルコールをすぐに用意できるカフェステーションを設けています。LDKに隣接していた寝室を取り込み、一部をWICに変更。お子さまの衣類を中心にリビング収納としても活用。扉を設けずスムーズにアクセスできるようにしました。廊下から入るようになっていたパントリーもLDKから入れるように入り口を変え、こちらも扉なく取り出しやすいようにしています。いずれもリビング入口の左右にあるため、入ってきたときの視線に入りづらくなっています。31帖大となったLDKは、ダークグレーと白の壁をバランスよく配し、パイプスペースをキッチンの面材に合わせて覆い、スタイリッシュなインテリアにまとめました。キッチンもソファの周囲にも空間の余白を多く設けており、ホテルのロビーのような開放感を生み出しています。子供部屋は部屋として独立させず、WIC前の一角におもちゃなどをまとめました。お子さまは広いLDK を自由に動き回り、遊んでいます。どこにいても全体が見渡せるので子供の見守りが楽になったとのこと。ゆとりのある空間が気持ちも変えてくれることを実感しているとおっしゃっていました。
BEFORE
国際結婚をされたご夫妻が、2歳になったお子さまの将来を見据え、中古住宅を購入してリノベーションをご決断されました。ご希望は明確で、2階はプライベートスペースとして利用されるので工事は不要。1 階だけを自分たちのスタイルに合わせて全面改装したい。キッチン、リビング・ダイニング、洋室の間仕切り壁を撤去して海外の住宅のように広いLDK にしたい。インテリアはカフェ風にしたい。玄関近くの和室は子供向けの英会話教室として利用するため、洋室へ改装したいという内容です。