ご両親を見送った施主様が仲の良い妹様、その娘様家族「3世帯」で一緒に暮らし新しい家族のかたちを創っていくリノベーション。
個室が多く家族で集う空間がないことを心配していた施主様。限られた空間の中で各世帯がプライバシーを確保しながら、同居によって生まれる『みんなの時間を大切にできる家』をテーマに、2階は家族が集える共有スペースに。1階を姉妹で3階は娘様家族が使用する3階建てを生かした共有と個の効果的な間取り変更をご提案いたしました。
1階は玄関の位置を中央に移動したことで姉妹の個室を離してプライバシーを高め、小さいお子様との同居もあり、玄関には手洗い・扉を設けないオープンなコートハンガーと大容量のシューズクロークを設置し機能性をアップ。
2階の共有スペースは間仕切りを無くし素材の違いで空間を分け、漆喰・無垢材を使用したナチュラルで落ち着きのある空間に。
回遊動線で、混雑を解消。引き込み式の扉を使用した仏間もみんなが集うリビングに設えました。
3階は娘様家族のスペース。将来お子様に個室が必要になっても又、家族が増えても対応できるように部屋を仕切れる配慮を。
そして、耐震改修を施し、評点1.56倒壊しないレベルへ。全てのサッシをアルミ樹脂複合サッシに変更し、玄関ドアは、防犯にも 配慮した電気錠のドアに変更するなど性能向上を図ることで、住宅の価値を向上させました。
BEFORE
築27年の木造一戸建てに、三世帯(お姉様・妹様・その娘様ご家族)で
暮らすことになったご一家。しかし、老朽化してきたお家は、
耐震診断で評点0.67という倒壊の可能性ありという不安な判定に…。
何よりその間取りは小さく区切られ、みんなで集う場所もなく、
せっかく仲の良い三世帯での同居に夢も拡がりません。
安心できる耐震補強を施しながら、家族みんなが楽しく心地よく暮らせる
お家にしたい!