キッチンのレイアウトをI型からコの字型に変更。コンパクトなサイズの中に、二人でキッチンに立っても余裕のある作業スペースを確保しました。チャームポイントは、タイルに大理石を埋め込んだ天板。「パンや焼き菓子作りが趣味」というお施主様愛用のペストリーボードを埋め込んだものです。また、壁面の小物棚もお手持ちのシェルフを埋め込んだもの。カウンターは既存のものを間口に合わせてカット。長年の愛用品を、新たな形で活かしました。コンロ側の壁はピザ窯をヒントに、外壁用ブリックタイルを採用。おしゃれなイタリアンバルのようなルックスだけでなく、油を吸収するのでお手入れ不要という点もポイントです。通路に据えたキャビネットは、今回新たに造作したもので、キッチン下収納と同様、収納する食器やキッチンツールの数・大きさに合わせて計画しました。キッチン奥のランドリールームは、シャワー室を解体して空間を拡張。物干しスペースを増やし、アイロンスペースを設けて、洗う/干す/アイロンを一室に集約しました。洗面室／トイレは斜めに空間をとり、廊下～キッチンの開放感を向上しました。