新しい空き家活用ともいえる、住まいとは異なる使い方をしたいとの要望に、希望の設備の配置と利用動線の検討を進めました。飲食を楽しむためのキッチンとLDを広くとり、間仕切りを設けずに大型モニターとソファを置いたリビングコーナー、リモートワークにも使えるPCデスクを配置しています。反対側の壁一面には書棚を設けて好きな本で埋め、趣味に没頭できる場所としています。別の一角にはベッドスペースを設け、透けるパーテーションで目隠し。間接照明やスピーカー付きダウンライトなどで常に音楽を流し、リラックスできる空間を創りました。マシンを揃えたジムスペースと洗面、サウナ、浴室などの水回りとクールダウンできる休憩室を廊下で繋ぎ、フリースペースも設けています。どうしても欲しかったサウナは自ら輸入、施工手配を行われ、洗面脱衣室から入れるように配置。浴室、サウナ、休憩室は連続して使えるよう配慮しています。トイレには小便器を設けたり、個室にはネットカフェのようにPCを使えるカウンターを設けたりと、利用者、目的に沿った設備を備えました。癒しの形はそれぞれ異なるので、都心の空き家を自分なりの避暑地、癒される別荘として再生しました。事務所とは別に、リモートワークができるので仕事での活用も増え、2日に1回は行っているとのこと、今度はフリースペースをカラオケルームにしたいと新たなご要望も受けています。