転勤が多いご夫婦にとって6回目のお引越し。
今まで住まれた家にいつもどこかで「何か足りない…」という思いがあり、リノベーションを決断。
物件が決まりお施主様が参考にしたのは、コルビュジェの着想を元に作られたインドの邸宅。
グリーンを主とした色合いに、木、メタル、マットという素材を掛け合わせた雰囲気が印象的でした。
そのイメージを受け、豊かな色使いの思い切ったプランを提案。
また間取りで何より大事にされていた「キッチンをメインとしたご友人と楽しく集える空間」を目指しました。
しかしプランが決まっていく中で、
理想の空間を創りたい気持ちとそれらに伴うコスト問題がお施主様を悩ませました。
メインはダイニングキッチン。
搬入が難しいとされた3mのキッチンの代わりには、メーカーのキッチンと造作天板を組み合わせ、
横幅3.5mのステンレス天板が繋がります。
キッチンカウンターは、作業台とダイニングテーブルを兼ね備えられるよう高さにこだわりました。
リビングダイニングに採用した幅細のフローリングはお施主様が一目惚れされたもの。
経年と共に味わいが増すチェリー材は、壁面のカラーとも綺麗に調和しています。
お引越しを繰り返したご夫婦だからこそ辿り着いた、理想の住まい。
こだわりを随所に散りばめ、訪れたゲストと共に心地よく過ごせる空間に仕上がりました。
BEFORE
元々はご家族が住まれていた3DKのお住まい。
リノベーションを前提に考えられていたご夫婦は、
立地、広さ、価格のバランスを見ながら検討し、物件を購入。
広々としたリビングダイニングをメインとした1LDKに間取り変更を行いました。