もともとはフルリノベーションで検討していましたが、物件費との兼ね合いで部分リノベに。水回りの位置を大きく変えるとコストがかかってしまうので、トイレとキッチンの位置は変えずに出来る範囲での間取り変更となりましたが、一部屋は表層替えのみにする等で予算を押さえつつ、広いWICや書斎などを設けて希望の暮らしを叶えました。
家事動線の効率化の為、リビング~脱衣室・WICへの回遊動線も検討しましたが、収納量を優先し、キッチンにパントリーを設置。ゆるやかカーブの垂れ壁の奥には、リビングドアに合わせたネイビーのクロスを選び、アクセントに。
趣味の釣り道具を収納できる土間収納も確保し、洗面台は廊下に設置して帰宅時やトイレの手洗いもスムーズに。元々はデッドスペースがあって狭かったユニットバスも、一回り大きいものへ入れ替えました。床材を張り分けたインナーバルコニーには、洗濯物と観葉植物を吊るすために2本のランドリーバーを設けています。
素材感を大切にしたかったのでリビングの天井は躯体あらわしに。キッチン前の壁は、セメントの素地そのままで自然な表情が人気の内装ボードを採用し、土間のモルタルやOSBなどの素材を活かした、こだわりつつも緑の映えるくつろげる空間になりました。
BEFORE
リノベ―ション前提でマンションを何件か内見をしたものの、立地にこだわりがあり、なかなか条件にあう物件に巡り合えませんでした。そんな中でやっと見つけたのは、よくある間取りの3LDKマンション。物件予算をオーバーしていましたが、ベランダからの見晴らしが良い所も気に入って購入を決めました。