施主様は、ご夫婦と兄妹のお子さん、4名の家族構成。新たにマンション購入も検討されていましたが、立地や費用面のバランスを考慮した物件に決定しました。
間取りは、将来の子供部屋を個室としたいというご要望もあり、2LDKから3LDKへと間取りを変更しています。専有面積は決して広くないのですが、コンパクトに子供部屋2室と寝室を確保することで、適所に必要な空間を確保することが出来ました。洗面は広めにスペースをとりたいということで、幅広のモルタルカウンターを造作しました。ゆとりのある広さで2人並んでの身支度が出来ます。子供部屋を最小限にすることで、この効果を生み出しているように思います。
物件は築50年を超えるヴィンテージマンション。解体後に現れた独特の天井躯体面がアクセントとなり、センス良く配置された家具やグリーンとも相まって狭さを感じさせない心地良い空間になっています。
間取りの優先順位をはっきりさせることも理想のリノベーションの形に近づける上では、大事ということを肌で感じることが出来ました。
BEFORE
築50年のビンテージマンション。
街中の好立地に位置するマンションですが、築年数相応で水廻り配管傷みは激しくスケルトン解体してからのフルリノベーション物件となりました。