ダブルリビングのある六本木の家

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2023-08-21   R mark

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2023-08-21  /   R mark

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専用部分の有効活用は、都心型住宅に住空間の広がりと景色・風景を生み出す。専有部分と専用部分の連続性の中から生まれる有効空間を十二分に生かすダブルリビングという発想を提案。環境に溶け込む緑と光とが空間を住宅に創りだすことで、付加価値と住む人の癒しを享受できる。1階とB1階のメゾネットは現況の専有面積83.4㎡では都心部での家族向け住宅としては共有スペース確保など居住空間としては面積が小さい。100㎡程度の専有面積が確保できるよう専用スペースを最大活用し、1階の専用テラスを第2のリビングにすることで、空間の連続性と新たな付加価値が専有部の一体の多様性を生み出すよう計画。14.3㎡のテラス部分を加えることで約100㎡の面積が生まれた。
再開発進行中の六本木に因み、ホテルライクな居住空間にオフィスとしての機能を併設したSOHOは都会の真中に佇むプライベートvillaとなり1階テラスとB1階のドライエリアにもこれまでにないムーバブルな緑化を図った。そこに照明プランを施しライフスタイルに合わせたシーンの使い方を可能にし、コロナ明けの新時代の住まい方を実現。この環境が維持管理されるよう植栽部には自動散水装置を設け、いつまでも癒しのグリーンが景観となる。居住空間との連続性によって遮断されていた外のスペースを限られた専有面積に付加し、ダブルリビングという付加価値を生み出した。

BEFORE


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長年、事務所として使用されていた一室。旧分譲会社の内装・建具・設備仕様がそのまま残り長年使い込んだ経年劣化と時代を感じた。当区分マンションは、所有者の資産処分により再販物件として弊社が購入。再販ターゲットはDINKsとし当区分マンションの専有部・プライベート専有スペースを最大限に活用することを模索。再販売物件として通常の再販会社では創作できえない最大限の付加価値を付するため、ホテルライクな居住空間にSOHOとしての機能を併設したプライベートvillaを考案し、都心に佇む優雅なSOHOを推進。居住空間のスペースとテラスを最大限に活用することでオフィスとの融合がマンション一室の面積を広げさせる。この環境と六本木という地域に根差す一体型のライフワークの形成を享受できると確信した。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円未満
    • 間取り
    • 1LDK+L
    • 費用
    • 1450万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • ホームシテ―ジングによる家具・備品等

物件情報


    • 築年月
    • 1997年12月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 83.40
    • 施工期間
    • 2ヶ月
    • 備考
    • ダブルリビングのある家は「専有面積」と「専用部のテラス」と「光と緑」をコンセプトとした限られた専有面積の区分マンションの最大限活用リノベーション。上記に加え、麻布台ヒルズを望み、都会の真中に佇む周辺環境と新しい街づくりコンセプトにも一貫性のある考えを取入れた住まい手のライフスタイルを創造し本来の区分マンションの概念を逸脱した居住とオフィスをSOHOとしての利用方法を付した付加価値リノベーション。専有面積に連続性のあるテラスにリビングを設け癒しを実感出来ることを考察したうえで最大限の植栽計画を付し、光の演出を施すことにより昼と夜とのシーンを「緑」と「光」で演出することでオンとオフさまざまなシーンでの利用を共通の価値観と相互尊重の関係を住まい手が創り、専用部分との連続性によって隣り合う内・外を第2のリビングとして広がりを感じられる空間に限られた専有面積に対しダブルリビングという価値を生み出す。

CREDIT


  • 事業主 ZEROTOWN株式会社 企画 代表取締役 加藤和彦
  • 設計・施工 株式会社MADARA一級建築士事務所 代表取締役 高瀬友基
  • 外構 山田 毅 造園プランナー
  • 協力 Merlighting 照明デザイナー 代表 酒井大輔
  • 協力 アールティー・ヘンマ株式会社 ホームステージング 代表取締役 竹川 倫恵子