「ただいまー」
学校から帰ってきて、シンとした部屋に寂しく響く。
共働きで忙しくしていた両親のもとで育ちましたが、寂しい思いをしなかったのは
木の家のあたたかさを感じていたのと、母がいつもご機嫌だったから。
そんな子供時代の経験から、
母がご機嫌で楽しくいることが、家族が笑顔で過ごせるとに繋がると考え
インテリアのコンセプトを「カフェスタイル」としました。
流行のラスティックな木目の建具と、温かみのあるナチュラルなキッチンカウンター。
リビングからの目線を誘う、フレームシェルフを設置し
見せる収納と隠す収納の両立をさせています。
フレームシェルフにはお気に入りの食器とグリーンを飾り、カウンターでは子供と一緒にお菓子作りでもしようかなと、自分のための空間にカスタマイズできるよう自由度の高い作りにしました。
家族構成や暮らし方が多様化している時代背景に合わせ、
洋室を広げるとLDKと繋がる、可変性のある間取りを採用。
コンパクトだからこそ、家族の心の距離が近づき
あたたかい温もりのあふれた住まいを提案させていただきました。
BEFORE
築39年マンションですが、前所有者さんが数年前にリフォーム。
全体的に古さや大きな劣化はなかったものの、部屋に入った第一印象は「狭い」。
圧迫感のないデザインで狭さを感じさせない空間にしたい。