そこで、リビングとの間に風や自然光が入る大きな室内窓を設け湿気と薄暗さを同時に解決。圧迫感のあった階段正面の下がり壁は鏡張りとし、自然光の広がりを助けています。階段横に造作されていた本棚は、ギャラリースペースへとリノベーション。お気に入りのコレクションに誘われ、地下へ向かうのが楽しくなってしまいそうです。
下がり壁の正体は、リビングから使用する隠し収納。来客用の簡易テーブルなど、階段の登り下りが大変な荷物は、ここに収納出来ます。
戸建て風の庭付き1階の良さを活かす為、専用庭には室内と一体感を持ったウッドデッキを造作しました。レンガ貼りの擁壁や植栽と調和し、リラックス感を高めます。
素敵なまちで、お気に入りのものに囲まれて過ごすオーナー様の暮らしが、充実した時間になることを願います。
BEFORE
話題の映画の中でも、古くから伝わる童話の世界でも、「地下室」はどこか薄気味の悪い場所として描かれてしまいます。この家の地下室へと繋がる階段も印象は暗く、じめじめとした湿気を感じるものでした。