パブリックとプライベート、そして居場所がある家

マンション  /   エリア:神奈川県  /   掲載日:2020-09-23   R mark

マンション  /   エリア:神奈川県

掲載日:2020-09-23  /   R mark

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思い立っての即興旅が好きなご夫婦。ホテル、旅館、キャンプテント…など、様々な宿泊を体験してきた。なかでも二人にとって居心地が良かったのはゲストハウスだった。
ゲストハウスとは、素泊り施設のこと。特徴は、宿泊しているお客様同士がコミュニケーションできる場(パブリック空間)と寝るためだけの場(プライベート空間)が明確に分かれているところだ。
今回のプロジェクトでは、旅で泊まったゲストハウスの居心地(動と静のメリハリ)を”自分たちの家”で叶えることをゴールとした。
そのために取り入れたのが、玄関から真っ直ぐ伸びる大きな土間。玄関から見て、左手がパブリック、右手がプライベートと空間を分ける役割を持つ。
パブリック空間は、リビングやキッチンを充実させ、料理、テレビ、仕事、お酒、読書、会話…家族や友達が思い思いの時間を過ごすことができる。ワイワイすることが全てじゃない。共生空間を体感するものであって「この人と一緒の時間でよかったなぁ」とほんのり思える場を目指した。
一方、プライベート空間は、1日を静かにリセットさせる睡眠の場だ。
ゆったりだけど、変化も取り入れたい。ひとりの時、夫婦の時、家族の時、仲間の時など、様々な場面で、その人にとって「心地の良い居場所」がある暮らしになった。 

BEFORE


before image

夫婦ふたり。同じ会社で元同じチーム、一緒に出勤し、一緒に帰宅する。一緒にご飯を作り、一緒に食べる。そして、一緒に寝る。人生の大半、共にいる。いつも一緒だからこそ、即興旅やゲストハウス宿泊など化学変化が起こることを自然と取り入れていた。
そのなかでスタートしたこのプロジェクト。まずは家探しから。見つけたのは、窓と色合いが特徴的な物件だった。この55.80㎡のなかで、パブリック空間とプライベート空間をどのように実現するかが課題だった。
ご夫婦はアイデアを得るために再度ゲストハウスの旅へ出かけ、そしてリノベーションに臨むこととなった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • ワンルーム
    • 費用
    • 1089万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1991年3月
    • 構造
    • RC・ラーメン構造
    • リノベーション面積
    • 55.80
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考
    • 【不動産仲介・設計・施工】ゼロリノベ (株式会社grooveagent)

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