東京で部屋探しをする際には、画一的なワンルームの中から立地と家賃で選ぶことが一般的でした。一方で、持つ側にとっては家賃下落や空室リスクと常に背中合わせ。そんな課題に、リノベーション賃貸という新たな選択肢で挑むのが私たちREISM(リズム)です。その特徴は、世界各地域の暮らしからエッセンスをもらった、時代に左右されないクラシックなデザイン。手がける全物件に、スケルトン状態からの処置と、消耗しにくい良質な素材を使用することで、物件寿命だけでなく、金融機関など、第三者からの評価を得るといった社会的寿命を延長。時間の経過によって価値が下がらない住まいづくりを目指しています。
その一例が、リノベーションシリーズ「Loco」。ハワイにある古民家がコンセプトのこの部屋は、ポイントに古材を使用した温かみのある空間。四季を通して室温を快適に保つシーリングファンを採用するなど、心地よさへも配慮しました。「懐かしさやストーリーのあるものに惹かれるけれど、不便は嫌だ」という方に共感を呼び、募集開始前に70人を超えるお問い合わせをいただき、即日入居申込みとなりました。そして、私たちはオーナーや入居者にお部屋を手渡して終わりではありません。コミュニティサイトを起点に、街歩きや日本酒の会など、東京での暮らしを楽しむ様々なイベントを開催。住む人にとっても、持つ人にとっても愛着が深まる体験を提供しています。
BEFORE
広いバルコニーに面した長方形の空間を仕切り、和室とダイニング・キッチンに分かれた間取り。明るい室内ですが、窓からの眺望を活かしきれていない印象でした。物件が持つ魅力を最大限に活かす為、カウンターキッチンのあるひとつながりの空間を計画。ウォークインクローゼットに加えて、玄関にも収納を設け、居室に住む人の個性を反映できる間取りとしました。