お客様ご自身の手で育てていく、というテーマのもと始まったお住まいづくり。
針葉樹合板や塗装壁、さらには無垢のオイル仕上げの床など、住みながらメンテナンスしていける素材を採用。針葉樹合板は、あまり仕上げとして使用しない素材ではありますが、お手持ちの家具のテイストに合わせるために、個室やシューズクローク、パントリーの壁に素朴な質感をそのままに使用しています。
全体的に、仕上げ素材ひとつひとつの素材感によって、温もりと味のある空間に仕上がりました。
また、断熱や二重サッシなどを採用した住まい全体の基本性能を向上させ、家族が長く快適。安心に暮らせるお住まいにしています。
お住まいになられてからお伺いした際に、奥さまが躯体現しの天井や無垢材の床など、その質感や模様などから、感性をくすぐる何かを発見できることで、より“我が家”に愛着が持てると、うれしそうに話していたのが印象的でした。
BEFORE
仙台駅のほど近くに建つ築41年のマンション。
なんと言っても、2つの住戸が中でつながっているという特長のある物件。100㎡を超える大空間のリノベーションであるため、コストとのバランスがポイントでした。
マンションがあるエリアは、仙台中心部であるにも関わらず、歴史あるお寺や史跡、名木・巨木など貴重な文化財も数多く残る自然豊かな落ち着いた雰囲気のエリアです。
マンションの前にも大きな公園があり、庭としての活用も見込まれるため、広い住空間と相まって、まるで戸建てのようなお住いでした。