"音"と"木"がつむぐ物語が生まれる場所『OTOGISOU』

その他  /   エリア:大阪府  /   掲載日:2020-09-22

その他  /   エリア:大阪府

掲載日:2020-09-22

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使われなくなった実家工場を残し、お世話になった地元で何かしたい。
音楽家として国内外様々な場所での生活を経験し、子育てを終えた奥様とたどり着いた次の活動の拠点はご主人の地元でした。高齢化が進み、以前は活気に溢れていた商店街もシャッターが目立つように。そんな状況を変えるべく、選んだのがシェアハウスを併設したコミュニティカフェへのリノベーション。ご夫婦がかねてから夢に描いていた「人が集まりお金をかけずに楽しめる場所」を実現させるためにも必要不可欠な「安定した収益」は、学校へ通うために地方から出てきた若者が孤独を感じずに暮らせるシェアハウスとして運営することでクリアしました。
一人で留守番をする子供や、子育てや仕事を終えて新たなやりがいを探している人が、地域での繋がりを感じながらお互いを支え合えるような関係を築ける場所として運営していきたいという想いをコミュニティカフェとしてカタチにしました。音楽スタジオも併設しており、音楽家のご主人のレッスンはもちろん、ミニライブや河内音頭のイベントなど、音楽を通して老若男女問わずコミュニケーションが取れる仕掛けも作っています。
かかる費用は最低限に抑え、集う人それぞれが背伸びせず、今あるものを持ち寄って楽しい時間をシェアする。老朽化の進んだ実家と役目を終えた工場は、新しいコミュニティのあり方を醸成する場へと変化を遂げました。

BEFORE


before image

築51年の木造と鉄骨造の混合建物。126㎡ある建物の1階は工場として使用されており、2階がご両親の住居でした。南西部分の木造の建物に2階のLDK部分にあたるスペースが増築され、北側の鉄骨造の建物と階段・吹き抜けのスペースで2つの建物が繋ぎ合わされていました。
そのため、2階の階段左手にはLDKから500㎜ほど上がった場所に2つの和室があり、階段を上りきった右手に風呂などの水回りと洋室、と生活動線が分断されていました。
1階の工場はご主人のお父様が製本業を続けてきました。しかし、ネットの普及で業界自体が衰退の一途をたどっていく一方。また主軸として働いておられたお父様もご高齢となり、製本業を廃業し、工場は空き家状態となっていました。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 複合施設
    • 費用
    • 5789万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1969年7月
    • 構造
    • 木造・鉄骨混構造
    • リノベーション面積
    • 261.03
    • 施工期間
    • 9か月
    • 備考

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