再生匠家~選択と集中のリノベーション~

戸建  /   エリア:岐阜県  /   掲載日:2020-09-21

戸建  /   エリア:岐阜県

掲載日:2020-09-21

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夫婦ともに地元が岐阜ではないが、住み慣れたこの地に居を構えた。方法は中古住宅リノベーション。ご主人はDIY好き。奥様も手仕事好き。だから1階半分のガレージと書斎は自分たちがDIYできるよう下地代わりにOSB仕上とした。まさかハーフパイプまで自作するとは。奥様も照明が眩しいからとお手製の和紙のシェードをこしらえた。特徴的なのは昔の縁側の土間部分は内と外をつなぐ空間。庭の家庭菜園で採れた土付き野菜も、土間であれば気兼ねがない。暮らしを楽しみながらどんどん住まいを編集していくのだ。家全体を同じ仕様でリノベーションするのには予算がかかる。基本的な性能は担保し施主がその「数値・効果・予算」を理解した上で作り手と一緒に選択する。そして金額をを投下すべきとこに、集中してかけるという手法を取った。まず基本の耐震性能の上部構造評点は0.27→1.01へ回復させた。「集中」は、東側半分のガレージと書斎はOSB等仕上、2階仕上はクロス等で予算を抑える。一方で家族空間は心地良く、仕上は東濃桧と岐阜漆喰で地産地消にこだわった。断熱性能では東半分の断熱材を変更、その部分を含めるとUA値は1.41となるが、家族空間の部分断熱部分は、UA値2.69→0.71まで引き上げた。岐阜はまだ中古住宅流通は少ない。我々が「数値・効果・予算」を見える化し伝えれば、空き家問題も含めもっとリノベーションは活発になっていくと思う。

BEFORE


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リノベーションした住まいは、築33年の一戸建て。室内は二間の和室が南側に面してた昔ながらの間取り。またよくある北側に孤立したキッチンがあり、寒くて孤独感があるような、生活しづらい間取りだった。
それだけでなく、耐震性能も上部構造評点が0.27、断熱性能UA値は2.69で、冬寒く、夏暑い住まいであった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 土間DIY暮らし
    • 費用
    • 2040万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1986年1月
    • 構造
    • 在来木造
    • リノベーション面積
    • 143.41
    • 施工期間
    • 140日
    • 備考

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