デンマーク語の「ヒュッゲ」は、豊かな表現力を持つ日本語にもぴったりな言葉が見当たらないといいます。シンプルな暮らしの中で、気軽に「どう？」と招き招かれるような。自然体でいられる場所や仲間に感謝し、その時間を楽しもうとする心のような。今ここを自然な気持ちで楽しもうとする暮らし方のことでしょうか。「HYGGE」はそんなニュアンスがぴったりの事例です。朝一番は「アレクサおはよう」で部屋の明かりが灯ります。お部屋の掃除はルンバにお任せ。同居のネコさんは自由気ままに行ったり来たり。景色を眺めながら淹れるコーヒーは至福の時間で。外に出ればお気に入りのカフェもすぐそばです。趣味のロードバイクは土間に格好良く飾ってあって、寝室では映画鑑賞。結露や寒さは内窓と断熱材で解消。寝室と外壁との間に設けた土間も寒さを和らげます。北欧テイストのナチュラルなコーディネートにAIとの共存がユニークで、ネコ用の柱やステップもインテリアの一部としてスッキリ馴染んでいるから面白い。週末には友人が集ったり、ロードバイクで仲間とツーリングを楽しんだり。その時々の「今」を肩肘張らずに楽しんでいる、一人じゃない一人暮らし。これから超おひとり様社会がやってくるといいますが、こんな一人暮らしっていいなと思います。