構造用合板のコアを中心に3つの箱で空間を構成し、移動する時も留まる時も、多様な体験や変化を生む回遊性のあるプランに。
互いの気配が感じれるワンルームの空間でありながらも、視線は防げるのでプライベートも確保。
土間とLDKとの間に設けられた島ベンチは、住まい手の使い方によってその役割を定義づける抽象的な存在として生活を彩るスパイスになっています。
コストやプランに強度を持たせる意味で、天井は躯体のコンクリート現しに、コア部分は構造用合板で構成し、その周りの余白はと白の量産クロスでシンプルに仕上げている。
どこに居ても緩やかにつながるゆとりのある住まいです。
BEFORE
築20年の75平米のマンションの角部屋をリノベーション。
立地や価格帯はもちろんのこと、東に面するハイサッシから望む緑豊かな場所を気に入られて購入することに。
ファミリー向けの3LDKで、細かく区切られた間取りでしたが水廻りの位置などは変えず、最小限の操作で豊かな風と光が抜ける回遊性のあるワンルームに。