地元住民に惜しまれつつクローズした郊外型大型書店の後、「URBAN RESORT(アーバンリゾート):都市との親和性を高め、地域のランドマークになる存在」をコンセプトに、いつでもクルマの情報と知識が得られ、一流のホスピタリティが体感できる空間である「滞在型の中古車カーディーラー」として再生。
デザインコンセプトは「OWNER'S VACATION HOUSE(オーナーズ バケーションハウス)」、店舗に訪れた日の体験が、いつまでも記憶に残るような、クルマが好きなオーナーたちのバケーションハウスを目指す。
既存の1階(既存書店売場)は、「商談棟」(受付、ラウンジ、新車展示スペース、ミーティングブース)、「半屋外展示場」、「事務所」とし、様々な用途に対応できるよう計画。
1階の「デパーチャーロビー(車の納車を行うスペース)」には、車が建物内を出入りが可能なように、大型スロープを設け、車を購入したお客様がスロープを降りる、新たな出発の形を演出。
輸入中古車市場で上位に位置する、「ヤナセブランドスクエア」、店舗のリノベーションを通じて、訪れるお客様が’’価値のある体験’’ができる店舗を目指します。
BEFORE
1992年築の地上2階、地下1階建ての鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)。
地元住民に愛されていた、郊外型大型書店が、2019年10月、28年間の歴史に幕を閉じた。
立地は、博多区諸岡の筑紫通り沿い、諸岡四角交差点に面しており、博多駅、福岡空港から車で20分程度の好立地で、
駐車スペースも広く、カーディーラーとしては申し分ない。
劣化が進んだ建築・内装をできる限り活用をしながら、新たな価値を吹き込む。
郊外型書店からカーディーラーへのリノベーション。