こちらの物件は現調の際、満場一致で「階段が多く、急で危ない」という意見であったが、構造が鉄骨造で変更するには限界があったため、使用頻度の高いキッチンから浴室までの階段をなだらかにすることを中心に考えリフォームを行いました。少し延ばしたことにより上り下りが容易になりました。併せて掘りごたつのあった2Fの和室のリビングをフローリングにし、廊下にあった階段をLDK内に移設して開放感を出しました。3Fは水回りが狭かったので全体的に少し広げ、和室を洋室に変更しています。また玄関の壁には、抗アレルゲンタイルのアレルピュアを採用し、見た目だけでなく機能性も向上させました。大幅な間取りの変更はしませんでしたが、限られた予算の中で、暮らしの中の小さな不満を解決し、より暮らしやすい家を実現しました。
BEFORE
東京都の都心部に位置するこちらの物件は、1Fには駐車場・事務所・物置部屋、2Fには和室とキッチン、3Fには浴室と居室ととても上り下りの多い物件です。なかでもキッチンから浴室・居室へ上がるための階段はとても急で、毎日使用するには不便に感じるものでした。そのため階段のリフォームをメインに考えながら、フルリノベーションをすることにしました。