リビングに隣接して畳二帖ほどの愛犬の部屋を設置。扉をガラス戸にして犬からリビングの様子が見えるようにし、上部には室内窓を設け、人がのぞき込めるようにしています。窓を開けておけば温熱環境も同様に保てます。
衣類、靴、それぞれの専用クローゼットの他にフレキシブルな収納として納戸を配置。愛犬の部屋に置いておくことの出来ない餌などのストックや危険なものなどを収納。扉を閉めることで愛犬の行動範囲を上手く制限できるようにしています。お手持ちの家具や小物のレイアウトを事前に指定され、それをもとに壁を配置。壁付キッチンをオープンの対面キッチンに換えて広いLDK空間を創出。背面にはニッチを設けディスプレイを楽しめるようにしています。床は無垢をご希望でしたが愛犬のことを考え、汚れがシミになりにくく、引っかき傷もつきにくい土足用の床材をご提案。お互いストレスなく過ごせるよう配慮しました。交通量の多い道路に面するため全ての窓に内窓を設置。断熱と防音対策を施しています。内装はさすがプロのセレクト。キッチン回りのシックな色使い、廊下の貼り分けやトイレの思い切った色使いに照明を効果的にプラスされ、ご自身の世界観を表現されました。
BEFORE
住宅関連のお仕事をされている施主さま。マンションを購入され自分の住まいを作るにあたり、全く違う視点で考えることができるよう、お客さまとなって依頼することにされました。要望は、外の騒音が聞こえないことと、愛犬をケージに閉じ込めることなくお留守番できる専用の部屋を作ること。愛犬の部屋は温熱環境をリビングと同じにして家族の皆が心地よく過ごせるようにすること。この要望に対してどんな提案が出るか楽しみにされていました。