大学内のカフェをシンプルな室内から可愛らしいデザインにリフォーム。工学部では少数派の女子学生も充実した学生生活がおくれるよう、女性が日常的に利用したくなる空間をつくりたいという思いから、店内は淡い色調でスカンジナビア風のフェミニンな雰囲気に仕上げた。光が差し込む明るいガラス張りの建築と、木々が豊かな周辺環境を活かすように、ソファーやチェストの高さを低めに抑え、天井に複数のペンダントライトを吊るすことでデザインのバランスを整えた。それにより、外光でふんわり明るくなる店内から、どの席に座っても外の自然を眺められるようにした。
・柱梁 淡い白木のクロスを貼ることで圧迫感をなくし店内全体を広々と見せた。
・床 店内全体はオフホワイト色にドット柄の床材で店内を明るくし、エントランス付近の床だけはアクセントにモルタル調の床材を使用した。
・家具 エントランス付近はテイクアウトの待ち時間にも利用出来るようにベンチと小さなテーブルを設置。店内窓際には、ゆったりくつろげる低めのソファーとテーブルのセットや、1人でも落ち着けるカウンター席を設置。店内中央は、複数人でも利用でき、爽やかな色合いと丸みが可愛らしい大きなソファーベンチを設置。
・エントランス 外壁の一部、アイキャッチになる面を自然な風合いの天然木パネルで仕上げることで温かみある杜カフェを表現した。
BEFORE
ガラス張りの空間に外光が温かく差し込む心地よい空間だが、店内にアーチ状の柱と梁がある他は特に意匠がなく、床もシンプルなデザイン、家具もシンプルなものなものでまとめられていました。