築49年ビルを時代と家族に合わせてー耐震補強・2世帯住宅ー

その他  /   エリア:東京都  /   掲載日:2020-09-12

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掲載日:2020-09-12

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「時代」に合わせて再生した建物は、オーナー様ご夫妻と子世帯の2家族6人が住む2世帯住宅へ、1階テナント店舗を残しながら生まれ変わりました。
リノベーションして「時代」に合わせるというのは、現在の家族構成や暮らし方に合わせて快適にすることとあわせて、法適合や機能面を整備する必要があります。やるべきことと、やった方がいいこと、やりたいことを分けて考えるために、既存調査と計画立案を丁寧に行いました。

お客様のご要望と建物の既存状態等を踏まえて、コンサルタントと設計パートナー、施工パートナーとともに「調査業務」を行い、建物の権利関係の確認、資金計画(融資・補助金)、建物の劣化状態、必要と思われる工事及びコスト、リスクの洗い出し、それらに応じたスケジュールをお客様へご提案し、リノベーションを推進しました。

断熱・遮音性能を考慮し、カバー工法によるサッシ交換・インナーサッシの設置、断熱材の吹付けを実施。給水方式を高架水槽式から水道管直結型に変更し、衛生面やランニングコストを改善。改修後の用途に合わせて電気設備系統の整理も行いました。
玄関のガラスブロックや屋上の手すりは既存を活用し、新しくすべきところは新しくしながら、建物全体の雰囲気や歴史を継承することも大切にしています。

BEFORE


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都内ターミナル駅から徒歩約13分、バス通り沿いに建つ4階建てのビル。
昭和46年にオーナー様の御父様が新築され、当時は1階で店舗経営、3階に数戸の1DK賃貸、2階をご自宅としてお住まいになられており、お店を辞められてからは1階をテナントへ賃貸に出されていました。
既存建物は耐震NGの診断結果を受けており、検査済証も未取得でした。建物はかなり傷んでいて、屋上防水の劣化や外壁タイルの浮き、鉄部の錆び等、健全とはいえない状況。また、屋上や外壁のあちこちに大きなダクトや高架水槽等、古くなった設備が残っており、昨今の大型台風等で近隣に迷惑を掛けないか、オーナー様も憂慮されていました。
建物維持と2世帯住宅にするための改修には耐震補強工事と大規模修繕が必要な状態でしたが、補助金を活用しながら予算内でどの程度工事を行うべきか、課題が山積でした。

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 2世帯+テナント
    • 費用
    • 7080万円(税込)
    • 形態
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 屋外 / 耐震補強 / 断熱改修
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • 耐震補強工事は一部補助金を利用

物件情報


    • 築年月
    • 1971年4月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 452.59
    • 施工期間
    • 7ヵ月
    • 備考

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