木と生きる幸福。~限りある資源を次代へつなぐ1棟リノベーション~

マンション  /   エリア:千葉県  /   掲載日:2020-08-31   R mark

マンション  /   エリア:千葉県

掲載日:2020-08-31  /   R mark

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 近年関心が高まっている、SDGs。私たちはこのSDGsに「木」という材を活かして貢献できないかと考えました。再生可能な自然資源である木は、循環という観点でSDGsとの親和性が高く、建築への木材利用は、「住み続けられるまちづくりを(目標11)」、「気候変動に具体的な対策を(目標13)」、「陸の豊かさも守ろう(目標15)」というような項目に貢献できる可能性があります。また、木の香りは、睡眠の質や知的生産性を上げる働きがあります。
 本物件の専有部は、フローリングに加えて、壁や天井にもふんだんに木を取り入れ、木の風合いを感じられるようにしています。南東の日当たりのよいコーナーにワークスペースを設け、おうちでも心地よく、効率よく、テレワークや家事、勉強のできる環境を整えました。あわせて、内窓を設置することで、断熱性・防音性も向上させ、リモートによる働き方が広がる中で、家というものに新たに求められている「働く場としての機能性、快適性」を意識した設計となっています。一方、共用部である屋上にはスカイガーデンを設置し、夏には子供たちが水遊び、冬は澄んだ夜空を見上げて流星群観察など、自由に利用頂ける設備や道具を揃えています。
 地球や社会というマクロな視点と、住む人の日々の生活というミクロな視点。どちらも大切にすることから生まれた空間です。

BEFORE


before image

 私たちは、近い将来、問題視されるだろう高経年マンションや空家を資源ととらえ、これらを快適で資産性と流動性の高いストック住宅として提供するため、リノベーション事業を2012年より続けています。本物件もそのひとつ。いったんマンション全体を取得し、ライフラインおよび構造を含む共用部の改修、長寿命化するための維持保全計画を作成し、建物の付加価値更新をおこなって再販しています。これらは個人では解決できない問題であるからこそ、行政と住宅会社がリノベーションするべきと考えています。
 本物件は、人気エリア津田沼の都市再開発が進む住宅街のなかに建つマンション。築24年で社宅として利用されていました。既存部分の良さを活かしながら、「1棟リノベーション」により、建物の付加価値を高め、次代へつないでいきたい。そういう想いから、本プロジェクトをスタートしました。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 3LDK
    • 費用
    • プライスレス
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1996年7月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 80.36
    • 施工期間
    • 5ヵ月
    • 備考

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