GOOD TIME is 【スーツと暮らす】.

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2020-08-29   R mark

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2020-08-29  /   R mark

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Yさんがリノベーションで手に入れた“いい時間“は、『スーツと暮らす』。

全長20mのクローゼット。そこに収められるのは、200着のスーツだ。ヨーロッパに出向くたびに現地でオーダしたスーツ。そんなお気に入りのスーツを形崩れさせず美しく保つには、肩幅にあったハンガーが必要になる。ジャケットをハンガーにかけた時の肩幅は約10cm。それが200着で、20m。例えると、等身大のガンダムより少し大きく、小学校のプールより少し短いくらいの距離だ。それを54㎡の広さに内包する、正真正銘スーツマニアのための部屋。

リビングの両辺には隙間なく扉が並び、その全てがクローゼットになっている。建具の表面はさらりとした触感のブラック。キッチンも同じく黒を基調としているが、こちらはしっとりとした革のような質感。随所に使用した真鍮が、まるでジャケットの袖に留められたボタンのようにきらりと光る。

リビングの隣、書斎と寝室を兼ねるプライベートルームには、200着の中でも一軍ともいえるスーツたちをハンギングするポールを設えた。壁付けのワークスペースとベッドのみで構成されるミニマムな個室に機能的な要素を詰め込み、残りの全てをリビングにすることで、クローゼットに圧迫されないスマートな間取りを実現した。

200着のスーツと、それを着る一人のオトコ。スーツマニアのための、至極の空間が完成した。

BEFORE


before image

施主のYさんが以前暮らしていたのは、総面積100㎡超えの戸建。
家族のために購入していたこの54㎡の部屋が空くことになり、
元々持っていたスーツを半分手放して、引っ越すことに。
54㎡は一人暮らしの男性にとって十分な広さだが、
大きなクローゼットによって居住スペースが侵食されることが懸念された。
そこで、キッチンや収納などほとんどの造作物をフロート型にすることで圧迫感を軽減。
また、壁面の凹凸に合わせてブラックとホワイトを効果的に使い分けることで、
重さを感じさせないよう配慮した。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 1LDK
    • 費用
    • 1890万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1978年4月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 54.00
    • 施工期間
    • 2ヶ月
    • 備考