Eさんがリノベーションで手に入れた“いい時間“は、『私色コーデ』。
間取りを一切変えないリノベーションで、全く新しい空間を作り出す。
ありきたりな白のクロスを全てグレートーンに張り替えることで、空間の印象を刷新した。
グレーのリビングと、ライトグリーン・ピンク・ブルーで仕上げた3つの個室。
個室の3色も彩度を限りなく落とすことで世界観を統一した。
オフホワイトや木目のブラウンといった住まいの定番カラーからかけ離れたこれらの色は、
現実味のない無機質な印象で、住まいらしからぬ空気を演出する。
全体の上品な雰囲気を一層格上げするのは、キッチンカウンターの上部に張ったステンレスや、
押して開けるインダストリアルなドアノブなど鈍く光るシルバーのアクセント。
ここに住むのは、普段ビビットカラーやストリートファッションを身にまとうと言う、多様な価値観に富んだ女性。
グレートーンのこのハコに、これから私色のインテリアや衣服で彩りを加えていく予定だ。
BEFORE
購入時、リノベーション済みで新品同様の設備と内装を備えていた部屋。
猫と一緒により自分らしく暮らすため、また遠方に住む両親や友人といった来客をより快適に迎えるためリノベーションを行った。
部屋数や間取りを変えずに、仕上げのリニューアルのみで空間を作り変えることで、
希望の予算内で全く新しい住み心地を可能にした。