使い捨て文化からの脱却 『for LONG』名古屋の家

戸建  /   エリア:愛知県  /   掲載日:2020-10-02

戸建  /   エリア:愛知県

掲載日:2020-10-02

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『for LONG』=ずっと続くものにこそ価値があると考え、”長持ちさせる文化”で世界を豊かにする。
世に溢れている中古住宅に長く住み続けてもらうことは、この文化の醸成に必要不可欠だと捉えています。
しかし中古住宅には「夏暑くて冬寒い」「地震に弱い」「間取りが使いにくい」「デザインが古い」といった不満や不安が付き纏います。
このようなネガティブ要素を払拭するため、この建物のフルリノベーションを通して、YKK APとのコラボ企画「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」に取り組みました。

まず断熱においてはHEAT20 G2レベル、耐震等級3相当の改修を実施。
中古でも新築以上の性能を持ち、安心して暮らせる住まいを実現できました。
隣地に近接していた北側の外壁を解体し、敷地内側にセットバックすることで外壁改修も可能となりました。
狭小地における戸建てリノベの可能性が広がったと感じます。

仕様や間取りにおいて、まず1つの森から林業の課題解決を担う『JAPAN WOOD PROJECT』とコラボレーションし、強度の高い国産ヒノキ材を構造躯体・建具などに余すことなく採用。
南側に設けた吹抜けとらせん階段で面積以上の開放感を感じ、光が照らす漆喰壁の陰影に心温まります。
家族と程よい距離感で過ごすこの家こそが、”長持ちさせたい我が家”になることを願っています。

BEFORE


before image

名古屋駅から車で10分の都市部にある、築41年の古家。
建物自体に価値は無いと考えられており、当初は土地だけで販売されていたものを古家ごと買い取りました。
南側に窓開口はあるものの、突き出ているバルコニーのせいで日当たりは悪く、風も抜けない。
もちろん断熱材も入っていない。
そんな状態の建物からフルリノベーションが始まりました。
特に難儀を示したのは北側の外壁ラインが隣地に近接していたこと。
人も工具も入れない状態で外壁を改修するのは難しく、隣地への影響を考慮した結果セットバックせざるを得ないという結論に至りました。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 2LDK+吹抜け
    • 費用
    • 2200万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 耐震補強 / 断熱改修
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1974年4月
    • 構造
    • 木造
    • リノベーション面積
    • 71.25
    • 施工期間
    • 6
    • 備考