暗く閉ざされていた廊下の壁を取り払い、玄関と一体となった書斎スペース。
玄関扉を開けると、バルコニーからの光と風が届く開放的な空間になりました。
既存のフローリングを活かしてコストを下げつつ棚板は必要な枚数をじっくり検討するなど、メリハリをつけた工事内容とすることで、希望の予算と叶えたい空間を両立しています。
今はまだ、新しいフローリングが馴染んでいない印象。これから少しずつ色味が変化し、二人の家に溶け込んでいきます。
「昼間でも電気をつけないと暗い廊下を明るい印象にするためには?」「沢山の思い出深い本を変わらず収納できる広さは?」
明確なコンセプトのもと設計と工事を進めていき、ただの書斎としてだけではなく、友人とのラウンジとしても利用できる素敵な空間ができました。
BEFORE
いま住んでいるお家をリノベーション。設備の交換やフローリングの貼り換え工事、はたまたDIYで二人で壁を塗装したり絵を描いたりと、これまでも少しずつお部屋に手を加えながら暮らしてきた家。
自分たちでは出来ないけれどずっと気になっていた、沢山の本やファイルなどの収納スペースや玄関周りの狭さ・暗さを解消するために、今回の部分的なリノベーションをすることに。
とはいえコストが一つの課題だったため、解決策として床の部分的な既存利用を検討。
数年前に貼り換えた床は経年変化し赤みがかった深い色になっていることもあり、素敵な色味のフローリングを活かしつつ、コストを抑える方向で進めていくこととなりました。