オーナーは４０代商社マン。引越しを機に「より楽しく快適な暮らし」に関心を持ちはじめ、セミナーや雑誌で研究し、ワンストップのリノベーションをセレクト。出張が多く、家にいるときはゆっくり本を読んだり、調べ物をしたりする事が多いという。空間を広く使い、落ち着いていて効率の良い空間をご希望された。
プランはＬＤＫをバルコニー側に、共用廊下側玄関横には土間スペースを設けダブルスキン構成とし寝室はその内側へ。ベッドスペースと目線ほどのパーテーションで仕切ったクローク（ＷＩＣ）を設けたワンルームのCoreHouseとした。そのCoreHouseはブラウンを基調としたトーンで、両面に内窓を設けることで通風も確保。適度に外部環境をコントロールできる落ち着いたプライベート空間になった。
プランを見ながら具体的な動線や収納、生活イメージを明確にしていくオーナーからのリクエストは、ＬＤＫに室内干しも出来るインナーテラスとロボット掃除機の絡みやすい充電ドックのコード問題だった。床上でコードが絡まないギミックとして　置き床下の隙間を活用し、コードごと仕舞えるコンセントスペースを設けた。
また部分的に熱橋のあったＰＳ裏躯体部分には室内側から断熱材を施し、さらなる室内環境の向上を図った。
ソファや書棚など家具コーディネイト設置も含んだワンストップで、快適で落ち着いた効率の良い空間が仕上がった。