マンション / エリア:東京都 / 掲載日:2019-08-31
マンション / エリア:東京都
掲載日:2019-08-31
六本木のマンションと聞いてイメージすることは何か。
年収の高い人々が利用する感覚だが、いわゆる中流階級の人々が住めるマンションがあったらどうだろう。
六本木は近年ではGREEやメルカリ、DMMなどベンチャー企業も続々と六本木に本社を構えている。企業ブランディングを考慮すると横の広がりを生み出しやすい環境ではあるが、社員からすると通勤に不便だ。
「働き方改革」を大きく掲げているベンチャー企業でさえも、「住み方改革」は進んでいない。通勤時間を長くして広く綺麗な部屋に住むか、通勤時間を短くするため狭く築古の部屋に住むか。この相反する選択肢を、どちらも満足させるために今回の空間を設計した。
全体の広さは約56㎡だが、寝室や書斎などプライバシーの高い空間を立体的に構成して最小限とすることで、LDKで18畳確保している。物件価格を抑えるために面積を狭くしても、広い空間を確保しゆったりとすごすことができる。また、キッチン、ダイニング、リビングを一体的に構成するONE TABLEで、今まで利用しない間は休閑空間となっていた部分も効率的に使用できる。仕上げ材は六本木の醸成されたブランドイメージに合わせ、グレーを基調に仕上げ材を選定している。
理想的な都心暮らしを目指して。時間×立体空間×目的を掛け合わせた4D RENOVATIONで職住近接を都心で実現できる。
BEFORE
築約40年の昭和感漂う築古マンション。六本木一丁目駅から徒歩4分と、周辺に多くの大企業を抱える好立地ながら、随所に老朽化がみられ破格の値段で売りに出されていた。