お施主様の生活改善をテーマに、ストレスなく住みやすい快適な空間を作ることを目指してプランニングをしました。住宅設備を最新のものに入れ替えるのはもちろんのこと、これまでは家族で過ごす空間の食堂と居間が大きな廊下により分断されていましたが、日当たりの良い南側の2つの和室を一つの空間にして、リビング・ダイニング・キッチンへ間取りを変更しました。そこへお施主様の念願だった薪ストーブを新たに設置することで家族全員で暖かさと空間の共有が出来るようになり、更には新築並みの断熱性、気密性に改善することで光熱費も抑えられ、健康な生活が送れるようになりました。また、車椅子の祖母が快適に生活できるように、廊下の幅を広げ、トイレ、お風呂、LDKへ行きやすい動線を作るなど、バリアフリー化にも意識したリノベーションをしました。週末に遊びに来るお孫さん達も、快適で広くなったお祖父ちゃんのお家へ遊びに来るのが、すごく楽しみのようで、来る回数も多くなりました。
BEFORE
築30年、お爺さんの代で立派に建てられた昔ながらの純和風の住宅。ただ間取りは住む人に対して決して楽ではなく、南側にある食堂と台所は暗くて冬は寒いうえに、使い勝手も悪い住居でした。特に、寒いお風呂、洗面、脱衣所は、一緒に生活をしている車椅子の祖母には設備の老朽化もあり、生活が困難になってしまうほどでした。お施主様は設備が経年変化により汚いこともあり、住居の寒暖差の改善と設備を入れ替える、断熱リノベーションをすることで、生活レベルを改善したいという強い想いがありました。