壁面の“余白”という概念は時にはデザインとして扱われ、時には個人が彩るキャンパスとして扱われます。今回は“Art work”という活動を通じて“住人が家に関わり幸福度を増してゆく”きっかけを作ることを目的としています。Artworkに使用するものはキャンドルや全国の海岸で集めてきた流木、海外の市場で購入してきたアンティークや装飾、または自らで描いた絵画など。最近では“物件は物語”として見立てられるようになりました。Artworkという活動も自ら集めた“モノ”の物語を見立て、生活の1シーンに溶け込ませることで日常の中に“ふと目に留まる”一瞬の豊かさを感じさせます。住人が自ら空間を飾り、家に関る時間を増やし、キャンドルの灯りで食事をするなど居心地のよい空間を自ら作り、幸福度を増していく。この活動がそのキッカケになる事を願ってやみません。
BEFORE
なし