クライアントはご自身でハンバーガー屋さんを経営されていらっしゃる方でした。大好きなハンバーガーのことについて語りだすと本当に熱い方でした。そして、クライアント楽しみながらつくったお部屋は、まさにハンバーガーのような間取りで構成されました。古着が大好きなクライアントの間取りは、趣味の空間であるウォークインクローゼットを中心とした間取りとなっています。プライベートエリアである寝室、水廻りと、パブリックエリアであるリビング、ダイニング、キッチンがウォークインクローゼットを左右で挟み込むように計画しました。ウォークインクローゼット(古着)がまさにパティというところでしょうか。プライベートエリアとパブリックエリアは室内窓を対面させることで、ウォークインクローゼットを返して緩やかに部屋と部屋の雰囲気を繋いでいます。室内窓からは、いつでも大好きな古着が眺められ、特にカウンターテーブルからの眺めは絶景とのこと。随所にクライアントのコレクションである照明もちりばめられ、好きなものに囲まれて生活できる豊かな空間をつくることができました。
BEFORE
本物件は、築49年の55㎡のマンションの一室です。もともと再販物件として売りに出されていた物件をリノベるの仲介サービスを通してクライアントがご購入になり、一部ユニットバスを既存利用しながら、残りの空間をスケルトン工事で全面改装しました。当初の間取りは2LDKで内装も当たり障りのない白いクロス壁に複層フローリング、既製品のドアによって仕切られる一般的な内装でリフォームがなされ、再販物件として売りに出されていました。