ご主人は愛車のロードスター、奥様はアンティーク調の食器やキッチン用品と、
どこかノスタルジックさを感じるものがいつも側にある空間づくりをテーマに、プランニングがスタート。

ご主人の長年の夢である “愛車を部屋から眺めたい”という想いを実現すべく、
1階半分をインナーガレージへと変更し、車体全体を眺められる、高さ1400×幅2400の最大限のガラス窓を導入。
黒のロードスターが映える全面板張りの空間は、1970年代のアメリカ映画のワンシーンにタイムスリップしたかのようだ。
さらに、壁にはスクリーンを設置。
お気に入りのミュージシャンのライブ映像が流れ、シートに座りながら楽しむことができる。
まさに男のロマンである。

キッチンには、無機質なステンレスのフレームキッチンを採用。
その無機質さが、奥様こだわりのアンティーク食器の存在感を引き立てている。
また、アクセントのグレーの梁と柱によって、70年代の北欧風トースターが主張しすぎず空間にマッチしている。

何よりご夫婦のコレクションたちが輝いて見えるのは、電気工事士であるご主人が取り付けた、
バリエーション豊かな照明のスポットライトを浴びているからかもしれない。

昔懐かしさ感じる空間に、ご主人の照明が加わったことで、これ以上ないノスタルジックハウスが完成した。