元々の水回り、給排水、個室部分も比較的デザイン的にもシンプル、かつきれいな状態でご使用いただいていた為そのままの状態で利用し、お二人のメインスペースとなるリビングダイニング、朝日が入る個室とリビングをつなぐ廊下のみ、天井を解体し、天井の断熱材は白く塗装、壁は躯体表しの空間、扉をガラス戸とすることで、東西の抜けを作り開放性と日の移り変わりを長く楽しむことを実現しております。一から組み立てるデザインではなく、今あるものを壊すことでデザインが完結する、合理的なデザインを目指しました。リビングのブックシェルフと玄関のシューズラックは、デザインを教えているお客様の生徒さんがデザインから制作まで手掛けたインテリアとなっております。ただ費用をかけるのではなく、今ある状況を賢く最大限に生かし、そこから生まれる「つながり」を楽しむ手法として、リノベーションは最も最適な手段といえるのではないでしょうか。
BEFORE
①通勤に便利、②資産価値が落ちにくい、③リノベーションに適している、の3つのポイントに絞って物件を検討。今後のライフイベントを想定し、売却する可能性も視野に入れて物件を選ばれました。
予算バランスを視野に入れ、給排水、水回りがすべて近年更新されている本物件を購入されました。