大人３人が４７平米で住まう、設計作法。無駄を無くして設計してもなかなかうまくハマらない。無駄をなくすのではなく大らかな空間の中に、機能を重ね合わせ(機能のシェア)た居場所や装置を作り、使う人の組み合わせや時間帯によってその場所の性質が変わり、スペースの呼び名が変わるような居場所の連続体を考えた。
例えば...『玄関』は『中庭』となり、トイレへのアプローチ空間になります、外用内用タイルを使い分けています。小上がりの畳の間は大人二人が縦方向にゆったり寝転がれる『ベッド』として、界隈を楽しんだりちょっと腰かけたりと『畳の床座』として、ちょっとしたデスクワークができる『ワーキングチェア』になります。
H1700のラワン合板で囲まれたスペースは、天井面はつながりと視線の抜け、光・風の通り道としながら、『収納スペース』と『寝室スペース』、『室内物干しスペース』としても機能し、プランヴァシー性の高い場所になります。
どこをとっても『狭い』という感覚や、『惜しい！』という感覚が無いようにリアリティを持って打合せを進めた。
そんな大人３人が住まう、『状態変化する家』。
ワイワイ今日も賑やかに人を招いて、大人３人でアレンジしながら住まってます。