新たな常識に~5人家族が50㎡台のコンパクトマンションに住まう~

マンション  /   エリア:大阪府  /   掲載日:2019-08-30   R mark

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リノベーションによって理想の住まいの実現は常識となっているが、“一挙両得”となるリノベーションが、"これからのリノベーション”の一つの選択肢となればと思う。今後人口減少の中で、都市部での高密度な生活が一定量増えていくことが余儀なくされることは目に見えており、その中で、物件購入+リノベーションにおいて、「エリア」or「広さ」の選択を迫られるケースは増えてきている。リノベーションという手法によって、エリアにこだわりながらも、住まいの諸問題を解決できた、そんな事例をご紹介したい。
本件は、要望を満たしながらいかにLDKを広くできるか、いくつものプランを検討していった。お施主様との対話の中で優先順位の整理を丁寧に繰り返すことで、要望とは相反する、現状の間取りより1室少ないプランで合意に至った。それは、子供たちの成長に伴いおうちの内部で住み替えていくという方法であった。可変していく未来の生活シーンを想像しながら、将来間仕切位置、その時に収納部を足せるような下準備等、目には見えない部分を設計していった。可変していく住まいを計画する中で、フレキシブルな照明計画も重要となる。ダクトレールをメインに起用し、全ての電球をスマート照明HUEで計画することで、多様なシーンに対応できる。今では、ご主人様が有孔ボードで収納機能を増やしたり、スマート照明でサプライズしたりと、家族5人で温かな生活を営んでいる。

BEFORE


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本物件は、築23年の54㎡のマンションの一室である。元々はお施主様のご実家であり、当時は3人で住んでいた。
お施主様はこの実家を引き継ぎ、月日は流れ3人のお子さまがいる5人家族に。お子様の成長を思うと今のおうちでは手狭になると考え、広さを求めて住み替えを検討していた。

住み慣れた環境が良いと同エリアで探しいくつか物件を見学するも、物件自体が少なく、戸建てもコストがかかる。そんな矢先、リノベーションに出会う。
エリア面・コスト面・理想の実現可能面など総合的に判断し、持ち家のリノベーションを決断。間仕切されている台所エリアのため、料理をしながら小さな子供たちの様子を見ることができない。細かく間仕切されているためLDKに光を取り込みにくい、洋室(4.5J)の出窓が有効利用されていない等、改善したい事が多々見受けられた。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 2LDK
    • 費用
    • 1000万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • ユニットバス・レンジフード

物件情報


    • 築年月
    • 1997年6月
    • 構造
    • 鉄骨鉄筋コンクリート構造
    • リノベーション面積
    • 54.00
    • 施工期間
    • 2か月
    • 備考

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