世界一わがままな部屋

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2019-08-30

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2019-08-30

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56㎡というミニマルなサイズ感の中で、家族のわがままをデザイナーが一つ残らず叶えました。
広くて開放的なリビングと、家族が思い思いに過ごす空間。どちらも実現するために、玄関を開けた左側、扉のない壁の内側にWICとキッチン、ロフトをぎゅぎゅっと詰め込んで生まれたのは15帖のスペース。窓の外まで続く縦の広がりがこれ以上ない開放感を感じさせる上、手前から、ワークスペース、ダイニング、そしてリビングスペースと用途もゆるやかに変化します。
ロフトの下は娘さんの秘密基地。その上は家族3人川の字で寝るベッドスペースに。縦だけでなく上下の空間までうまく使い、スペースをとことん有効活用した設計になりました。

そしてご主人がどうしても叶えたかったもう一つのわがまま。
それは憧れの“ルアークオーディオ”のスピーカーをこの機会に迎え入れること。レトロなデザインと裏腹に最新技術を搭載し、「世界で最も美しいラジオ」と称されるそのスピーカーは、リノベ全体の予算の中でも大きな割合を占めました。それでもそのスピーカーを迎え入れるにふさわしいリビングを作り上げるために。採用されたのはベニヤとフレキシブルボードの床。主張しすぎず、洗練された印象の2つの素材はこだわりのインテリアを引き立てます。
築44年の味わいをはっきりと感じさせる躯体現しの壁を背景に奏でられる心地いい音楽が、家族の時間を彩ります。

BEFORE


before image

お子さんの成長によって手狭になった賃貸マンション。持ち家を手に入れることを考えた時、「中古を買ってリノベーション」することは夫婦にとって当たり前の選択肢でした。エリア重視で行った物件探し。築44年のそのマンションは、レトロな風貌ながら耐震基準をしっかりとクリアしているところが購入の大きな決め手になりました。
56㎡と決して広くはないお部屋で、家族3人暮らし。そんな中でも「広いリビングと個人のスペース両方欲しい、それでもコストは抑えたい!」と言うわがままな難題を叶えたのがこちらの事例です。十分使用可能な水周りの設備や位置はそのまま残してコストを抑えつつ、「ありきたり」から逸脱した間取りを叶えるために、デザイナーの創意工夫が光りました。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • ワンルーム
    • 費用
    • 730万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1974年5月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 56.16
    • 施工期間
    • 2ヶ月
    • 備考
    • 仲介・設計・施工 nu(エヌ・ユー)リノベーション