リノベーションのストーリーは英国産のタータンチェックを使用したソファーからスタートしました。このソファーにある空間から連想を広げた結果、決め手となるリビング壁にはどうしてもタータンチェック柄を採用したかったのですが、既製品では良いものがなかったためこの物件のために完全オリジナルで特注しました。このタータンチェックを中心にヴィンテージイギリスをイメージしながら、マットブラウン色を基軸に腰壁やフローリングを採用し、木材を多めに採用。さらにLONDONにある世界一美しいともいわれるDaunt Booksをヒントに、グリーンの壁紙と本棚を組合せて壁際に設置しました。
この物件では見た目のデザイン変更とあわせて、暮らす方の将来的な快適さを見据えて「水回りを一新（金属の水道管を塩ビ管に変更）」することで、昭和60年築の物件でも購入される方が今後快適に暮らしていけるような配慮を行いました。
販売開始後、わりとすぐに購入したい方がみつかり50代夫婦にお子様2人の4人家族が新しい生活をはじめられました。いつか、ご家族でロンドン旅行にいきDaunt Booksを見にいっていただければステキだと思っています。
BEFORE
昭和60年に建てられたSRC造11階建８階の部屋をつかった再販リノベーション案件です。立地は国道沿い、駅近の街中ながら北九州市を代表する桜の名所「安部山」がすぐ裏手に広がり、窓をあけると連なる山々が見え、そこからの風が通り抜けるとても気持ちのいい部屋です。築年数こそ経っていますが、床面積86m²で4～5人家族がゆったりくらせるサイズ感もあります。なによりも建物のデザイン上、ちょうど上に部屋がないため、リビング、ダイニング、個室は目一杯に天井高さを取った舟底天井が実現できる物件です。
