光と風をコントロールした隠れ家的リビングは明るさを抑えたからこそ、差し込む光の強さが感じられます。内装は木の質感を保ちながらも色を抑え、さらに一部にデザインタイルを使いクールなテイストを加えることで単調な印象にならないように配慮しています。光と同様に風もコントロールできるように一部だけを滑り出し窓にして換気を確保。全てペアガラスなので断熱性が高く温熱環境を一定に保ち易くなっています。隠れ家のような光のバランスとやさしい空気環境が包みこまれるように心地よく、写りゆく光の表情も楽しめる自分のためだけの空間になりました。
BEFORE
親から譲り受けた家は一人暮らしには広すぎ、細かく部屋が分かれているので風通しが悪く湿気がこもりやすくい。さらに薄暗いのでゆっくり落ち着ける居場所がない。また古い建物で設備の交換、補修をしなければならない箇所が多く、全面リフォームを決意しました。