夫婦共働きのお二人が忙しい平日も穏やかな休日も、夫婦それぞれの趣味である読書やギターを楽しみながらも、「小下がりリビングや小上がり畳」で目線のずれる空間に「存在は感じながらも邪魔はしない」形ですごせるように設計した。 そのためリビングを大きな空間として、またウォークスルーできる大きなクロゼットに床面積をとって、それぞれ二人の寝室は約2畳半と最小限の大きさにまとめた デザインは北欧好きのご夫婦で北欧家具やアアルトとアスプルンドの本、スツールなどが合うようにデザインした 東南の角に位置する小下がりのピットリビングには造作ソファーを配置し、ここで奥様は読書や昼寝をし、小上がり畳でご主人がギターを弾くという休日を過ごしてもらっている
BEFORE
中古マンションとして購入した間取りは梁が交差し圧迫感を与えていた。田の字に切られたファミリータイプの間取りは夫婦二人のは合わない作りであったし、結露によるカビも見られた。 夫婦二人ですごすには広い床面積だったので、住み始めから10年はウォークスルークロゼットと小上がり畳スペースとして使用するが、ご両親を引き取ることになった場合は本棚の中央部分の壁一部を外して、ご両親用の寝室と和室として使えるようにした