一戸建てに引っ越してから11年間、手を入れていなかった地下室は、物があふれ、湿気ジメジメ、においもこもる倉庫として放置されていた「あまり行きたくない」空間でした。
住まいの中のデッドスペースが、家族にとっての特別な「遊び場」に。
部屋の四方を囲むよう作った本棚は、家中の本を収納しています。子ども達の手が届く場所は、子どものための本棚です。プロジェクターを映せる白い壁は、家族専用のシアタールーム。大好きなドキュメント番組をゆっくり鑑賞します。空調設備を施し、ジメジメのない快適な空間に。階段を架け替え、安全に地下へ降りられるようにしました。
他の空間で使われている明るい色のフローリングと対照的に、濃い色の木で作った造作家具や、ぐるっとまわる間接照明が、非日常を演出します。
ゆったり家族で過ごす時間が、日常の糧になりますように。
BEFORE
一戸建てに引っ越してから11年間、手を入れていなかった地下室は、物があふれ、湿気ジメジメ、においもこもる倉庫として放置されていた「あまり行きたくない」空間でした。夫婦+子ども3人の賑やかな一家は、日常の中に非日常を求めて、この地下室に「秘密基地」をにつくることに。