再生匠家 -性能向上・自然素材リノベーションモデルハウス-

戸建  /   エリア:岐阜県  /   掲載日:2019-08-27

戸建  /   エリア:岐阜県

掲載日:2019-08-27

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「壊すから、活かすへ。」
住まいの悩みや不安をどこに相談すればいいかわからず、壊すという選択以外の可能性を知らない顧客が多い現状。加えて、住宅業界は新築・建て替えが主流であり、「もったいない」という文化はあまり存在せず、空き家問題も深刻化している。まだまだ現役である住まいの価値を高めるリノベーションを地域に広め、家に住み続けるという選択肢を多くの人に知ってもらいたい。そんな想いで、築49年の住まいに匠の技で命を吹き込んだ。
生活しやすい空間づくりを考慮した間取りは、シニア世代が暮らしやすいよう1階で生活が完結する間取りに。木の家ならではの木の格子や板張り、建具や造作棚など匠の技が光る。旧宅のガラスや庭石を再利用したり、和室の障子のデザインを再現したりとデザイン的にも旧宅の想いを受け継いだ。
しかし、いくら上辺だけをきれいにしても、住まい手が快適に安心に暮らせる住まいでならなければ意味がない。断熱性能では、UA値2.94から0.7と約4倍に向上し、このエリアの断熱性能等級4の数値0.87より高い性能に。耐震では基礎から作り直し、上部構造評点0.58から1.71と約3倍に向上した。また、シックハウス症候群など健康に悪い影響を与える素材は使わず、床や柱、建具などは国産の無垢材、壁には湿気や匂い、有害物質を吸着・分解する漆喰や珪藻土、熊本県産の減農薬のい草の畳等を使用した。

BEFORE


before image

リノベーションした住まいは、築49年の一戸建て。室内は昔ながらの田の字の間取り。二間の和室が南側に面していたがほとんど使われておらず。北側で孤立したキッチンや、着替え室のない浴室など、生活しづらい間取りだった。
それだけでなく、土壁でほぼ無断熱であったため冬は寒く、夏は暑い。耐震性能も上部構造評点が0.58と、大地震が来たら倒壊する可能性の高いレベル。住まいの性能はとても低いものであった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • After
    • 費用
    • 2700万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1969年11月
    • 構造
    • 在来木造
    • リノベーション面積
    • 124.59
    • 施工期間
    • 140日
    • 備考

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