北九州市小倉北区大手町エリアは諸官庁が集まる小倉の中心部です。
本マンションは、街の再開発エリアになっているその東側１キロ圏内に所在します。
少し離れているお陰で居住の快適性と高い利便性の両方を兼ね備えています。
南東角住戸のその邸宅は、メインの窓から山を望むことができ、朝から柔らかな日差しを感じることが出来ます。
街の喧騒から解放され帰宅した住人がゆるりとした時間を過ごす。砂時計が優しく時間をおしえてくれるように、そんな想いでつくりました。
大切にしたのは「素朴さ」と「余白」です。リビング入口に開放的なホールを設け、あえて派手な装飾はせずにシンプルなブラケット照明とホワイトアッシュの無垢戸で余白をつくりました。
ホールからのぞけるパウダールームは金色のアーチ開口にし全体を艶やかなエメラルドグリーンの塗り仕上げにしました。神秘的なその色で女性が魔法にかけられる部屋です。
30平米のLDKはサンドカラーで仕上げ、大きなアール壁は乾いた砂をイメージしました。
一段上げたステージキッチンに、冷蔵庫の入るパントリー、2mのスーッと伸びたオーク材の棚は、女性の夢を詰め込みました。仕上げに、透明感のあるカリガリスのダイニングチェアーをレイアウトして砂にポツリポツリと降りだす恵みの雨を表現しました。
再販建築作品として3人ご家族に1900万円以下でご購入頂きました。