洗練されたデザイン性の高い空間に、福岡県産の耳納杉無垢床材で木質化を施し、壁には自然由来100%の珪藻土を使用。天然素材空間に生まれ変わった部屋は、木の自然な香りとぬくもりが感じられ、珪藻土と漆喰で調湿された空間は断熱性に優れている。また、広々としたリビングにレンガ壁のアクセント、小上がりの和室という島を施した。その島から、空を見上げることができる、心地良い空間を創った。宙づりの棚で収納力を高め、風通しが良く暮らしやすい空間を用意したことで、最初に見学にいらしたお客様が一目ぼれ。暮らす人を想う気持ちで空間に心が宿り、お客様の心に繋がった。
BEFORE
築45年、福岡の中心地天神から約700mにある、今は使われなくなったスポーツクラブ前の通りが舞台。新築マンションが乱立する街の一角にある森、古くから立ち並ぶ住宅、福岡の中心地とは感じさせない雰囲気。それらを見下ろすようにリビングと洋室、サービスルームが一体となる、デザイン性の高い空間をリノベーション販売していた。しかし、ショールームの要素が強いため、ここで暮らすというイメージが湧きづらく、終の棲家とするまでには至らなかったようだ。