再販リノベである。まず玄関をシューズクローゼットにした空間から始まる。体験すれば分かるが広く取った土間には住まい手がアクティブに暮らすアイデアを盛り込め、続く廊下にはアートワークを施すことで玄関から物語を追う様に住空間に入る。メゾネットタイプの住戸には階段下があったが、着手前は収納とされていた空間を“ケイブ”とすることで内覧に訪れた子供たちは一目散にケイブに吸い込まれる。リビングに面したケイブは子供と世界と家族の世界をゆるく結び、かつ安心感をもたらせる。リビングの壁面をミラー張りにすることで広がりを持たせるのと同時に、物語の延長として異空間の存在感を放つ。玄関からストーリー立てたこの再販プランは毎日が物語、毎日が楽しいシーンとなり豊かな生活を送る。