SHINRA-身も心も安らげる「木」の包容力

戸建  /   エリア:神奈川県  /   掲載日:2019-08-11

戸建  /   エリア:神奈川県

掲載日:2019-08-11

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「森羅」とは、樹木が無数に茂る森を表す。木をふんだんに使い、森の中にいるような安らぎを感じられるデザインを目指した。
廊下の壁を撤去した結果残った柱は立ち並ぶ木立をイメージし、ラワン材の単板を巻いて仕上げている。天井の梁には松の無垢材を設え、存在感を強調した。柱や梁をあえて目立たせることで、この家を支える木の存在を感じさせるデザインだ。
木造戸建住宅は、主要構造部がすべて木で造られている。雨風や陽射し、地震などから私たちの暮らしを守る木の強さ、しなやかさ、ぬくもりを、構造部材の木を見せることで表現した。

水廻りとLDKの間仕切り壁は、OSB合板で仕上げた。建具も同じOSB合板で造作し、一面を同じ木で統一した。床も、壁も、天井も、どこを見ても木を感じられるようになっている。
木には視覚的な刺激をやわらげる効果がある。壁を撤去した結果LDKは三方から光が射し込む明るい空間となったが、強すぎる光はときに刺激となって私たちの目や脳を疲れさせる。木はほどよく光を吸収し、人が心地よいと感じる程度の光だけを反射する性質をもっている。木の家は、その中で暮らす人の身も心も安らげる。

完成した家に初めて足を踏み入れたとき、施主のU様は深く息を吸い込んだ。この家に帰ってくる度に、ほっと息をつけるようなやすらぎを感じて欲しいと、そう願っている。

BEFORE


before image

戸建住宅のリノベーションは、マンションとはまた違った難しさがある。間取り変更はもちろん減築・増築や耐震補強等、法令の定めに反しない限り何でもできる自由さの反面、耐震性や構造耐力にも注意を払う必要がある。「構造耐力上撤去できない柱や筋交いをどう処理するか」は戸建住宅の設計において基本的な、しかし重要なテーマの一つだろう。
この物件は、もともと1階部分はLDK・和室・水廻りという構成だったが、これをLDK・水廻りのみというシンプルな構成とし、さらに廊下をなくして玄関から直接リビングに繋がる間取りに変更した。課題となったのは、廊下の壁の中に入っていた柱や筋交いの存在だ。また中古住宅にはよくあることだが、図面と実際の構造が違うというアクシデントもあった。図面には記されていない柱の存在が解体作業中に発覚したのだ。そのためこれらをどのようにデザインに取り込んでいくか、工夫が求められることとなった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 2LDK+DEN
    • 費用
    • 1200万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1993年4月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 83.60
    • 施工期間
    • 4ヶ月
    • 備考

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