リノベーション前は11帖の広さだったLDKスペース。子育てをされる施主様ご家族には狭い上、壁付けのキッチンも不便さを感じるかたちでした。せっかくの眺望を、毎日キッチンに立つ奥様にも愉しんでいただけるようにとご提案したのがL字型のキッチン。リビングを入るとまず目に入ってくるネイビーの面材が、空間全体の引き締め役になっています。キッチン背面にはお引越し後、ご主人がDIYでカップボードを取り付けられました。
リビングスペースはもとの和室1間を取り込み、あえて段差を活かして小上がりのセカンドリビングのような雰囲気に。和室の建具も取り払ったことで目の前に広がる眺望がよりダイナミックになりました。もう1部屋あった和室は、いずれお子様の部屋にもできるようにとフレキシブルに使えるフリースペースとして使用。
DIYが得意なご主人。キッチンカウンターの腰壁は、セルフ塗装を前提にラワン合板で仕上げています。本来キッチンに使うステンレスのシンク台を洗面台に採用されるなど、施主様のアイデアとセンスが空間にも表れています。物件購入の決め手のひとつとなった“ほど良いユーズド感”も施主様の雰囲気にとてもマッチしており、これからさらに施主様らしいお住まいに完成していくのが楽しみです。
BEFORE
ご購入にあたり、マンションの雰囲気やロケーションは気に入られたが、築38年のマンションの部屋の中は全体的に古く、使い勝手の悪さを感じられた。
お子様が産まれ、これからの生活の中で、絶景も楽しみながら快適に暮らせる家にしたいとご要望だった。