お父様が亡くなり一人暮らしになった母を気遣い、同居を検討されていたM様ご夫婦。同居するにあたって新築かリノベーションで悩まれていました。お父様が残してくれた思い出の詰まった家を手放したくないという思いからリノベーションを決断されました。プランをしていく中で二間続きの和室の日当たりの良さと大空間をこれから一緒に過ごしていく家族の集いのスペース(LDK)としてご提案しました。生活導線はLDKを中心に完結し、個室は廊下や階段などで区切られプライバシーやお母様の部屋を1階に設けえるなどの配慮をしています。
BEFORE
日当たりの良い場所は客間としてほとんど使われなくなっていました。また、何度も転げ落ちそうになった階段や段差の多い造りでケガの心配もありました。11年前に増築したLDKは日が傾くと暗くなり、冬場はとても寒かったそうです。断熱も一部しか入っておらず、耐震性能も不安でした。