このリノベーションは、フリーの建築士として活躍する奥様が、東陽APの小林とたまたま交わした雑談から始まった。小林が実例として挙げた中古物件がぼんやりと考えていたマイホームの条件にぴったりだったことから、ご主人と相談し奥様は、基本となるプランの作成に取りかかった。設計では、施工担当とチェックしながら異なる2案を作成。風水で運気の良いほうを採用した。以前住んでいた住宅はオール電化の2LDKで光熱費がすごく高かったことからガスセントラルにし光熱費削減で家計の負担を軽減させた。プランニングで最も重要な要素となったのが数年前にひと目惚れしたウッドワンのフレームキッチン。自分のしたいことを追及する奥様と協力し、キッチン横の抜けない柱は、塗装したH形鋼に置き換え、キッチンと同化するほど馴染ませた。和モダンスタイルの部屋・吹き抜け・照明器具・クロス・子供部屋の壁をトンネルにするなどこだわりぬいて遊び心いっぱいにした。そして、家づくりのプロである奥様の「好きな事」が詰まった家を完成させた。
BEFORE
条件である、実家のある小学校の学区内で、前面道路の幅が広く、駐車スペースが2台分。
築39年の物件だが、頑丈につくられた家だったようで、柱や梁なども3割くらいは使える物件だった。